ループコイル式車両検知センサーとは地中に電線をコイル状に埋設し、そのコイルで車両の検知を行うものです。通常はコイルは4ターン程度巻いて埋設するため、その分大きな溝を掘る必要がありました。(他社では8ターン以上巻く必要があるものもあります)しかし、PSS-100-1Tは1ターンのコイルを埋設するだけですので、工事の手間を大幅に少なくすることができます。(施工についてはこちらもご覧ください)
車両検知センサーPSS-100-1Tの特長
- 車両の在車を検知すると外部にリレー接点により通知します
- ループコイルのターン数は1ターンです←世界初
- 調整が簡単です(ほとんどの場合、調整は必要ありません)
- 発振周波数の切り替えが可能で隣接したループコイルの影響を受けません
- 停電復帰後も状態を正確に表示します
- 小型軽量(手のひらにのるサイズです)
【ループコイルセンサーの原理】
地中に電線をコイル状に埋設した状態で電流を流すと磁界が発生します。(ループコイル)その上に車両(金属物)がくると、ループコイルのインダクタンスが変化しますので、その変化を捉え車両の有無を検知します。ループコイルによる車両検知方法についてはこちらでもう少し詳しく説明しております。
▼在車検知の使用例▼
▼機器への組込イメージ▼
車両検知センサーPSS-100-1Tの利点
PSS-100-1Tはループコイルのターン数が1ターンのため次の利点があります。
- 路面のカットが浅くすみます。(ハンドカッターでも作業可能)
- 路面を掘り起こした後の残土がほとんど出ない(残土処理が簡単)
- コイルの移設や撤去も簡単
車両検知センサーPSS-100-1Tの仕様
項 目 | 仕 様 |
検知方式 | 位相角変化検出方式 |
制御方式 | マイクロコンピュータ |
表示 | 在車、適正動作、送信、受信 (送信、受信はオプション) |
検知レベル | 検知レベル20または選択 |
電源電圧 | DC+24V |
消費電流 | DC+24V時 0.1A |
出力 | リレー1接点(検知時クローズ) |
外形(mm) | 28(D)×107(W)×56(H) |
重量(g) | 約70g |
車両検知センサーPSS-100-1Tの外観
- PSSシリーズには次のような機種もあります!
- PSS-100-1Tと同形で3〜4ターンコイルに対応できる「PSS-100-4T」
すでにループコイルが埋設されている現場で検知器本体を変更したい場合などにご検討ください。PSS-100-4Tにつきましてはこちらをご覧ください。
- ドライブスルーの車両検知に使用することを考えた「PSS-100-DT」
検知処理までの時間が速く、検知後に車両がループコイルから離れると速やかに検知オフにするといった特徴を持ちます。停車車両や徐行速度での車両検知を行います。(高速での通過は検知できない可能性があります)外形はPSS-100-1Tと全く同じで、ループコイルも1ターンですので、埋設工事が楽です。 - PSS-100-4T・2台分の機能を1台に「PSS-200-4T」
PSS-100-4Tの機能を1台に2チャンネル内蔵しております。さらに感度モニターなどの表示も備えており使いやすくなっております。PSS-200-4Tにつきましてはこちらをご覧ください。
詳細につきましてはこちらまでお問い合わせください