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■放射線測定器・モニター4(Monitor4)の使い方

ここではアナログ表示の放射線測定器「モニター4(Monitor4)」の長所と短所を簡単に説明します。
この放射線測定器でどういった計測ができるのかをご理解いただける一助になれば幸いです。 (詳しい使い方は商品にお付けします取扱説明書に記載しております)

モニター4の優れている点

簡単操作
マイコンを搭載したデジタル式の放射線測定器の持つ様々な機能はありませんが、逆にその分非常にシンプルです。電源を入れるだけですぐに実測値がメーターに表示されますので、こういった電子機器の操作があまり得意でない方にも容易に操作方法がご理解いただけます。
すばやい計測
デジタル式の放射線測定器は規定時間内の平均値を取って表示するタイプが多く、計測値が数秒から数十秒程度(機種によって数分かかるものもあり)遅くなって表示されます。 その点アナログ式の場合はデジタル式より早く実測値が現れます。 例えば、放射能を持つ、あるいは放射線物質が付着している物質にモニター4を近付けていくとメーターの計測値が上がり赤色ライトの点滅が早くなることが感覚で分かります。 この特徴を利用すると次のような場合の計測には適しています。
  • 数多くの品の放射線量チェック
    数多くある品に対し、自然放射レベル以上の高い放射線が出ていないかを次々と流れ作業のように見て行くような場合は、その測定のすばやさが活かされます。
  • 放射性物質の分布を見る
    物質表面や空間で放射線がどこから一番強く出ているかといったおおまかな分布を見るには、メーターの針の動きから直観的に探し当てることが可能です。

モニター4の使いにくい点

細かい数値が読めない
アナログメーターのため細かい計測値を読み取ることができません。(最小目盛0.2μSv/hr、0.02mR/hr)
モニター4自体は高感度のため自然放射レベル(バックグランド)の放射線も検出しますが、アナログメーターではそれがいくらであるか数値で読み取ることができません。
ただし、次の方法でおおよその自然の放射レベルを知ることができます。

モニター4の電源を入れると上部の赤いライトが点滅します。
この点滅回数を1分間測定します。(ライトの代わりにブザーの鳴る回数でも同じです)
すると、この回数がCPM(カウンツパーミニット)と呼ばれる値となります。
同じ場所で、何回か同様に測定し、その平均をとります。
この値がその場所の自然放射レベルのCPM値となります。
CPMは次の換算式で毎時マイクロシーベルト(μSv/hr)にすることもできます。(ただし、簡易換算です)
 CPMとシーベルトの換算 120CPM=約1μSv/hr
これから、例えば測定値が15CPMとすると、15/120=0.125μSv/hrとなります。

これを応用すれば、毎日の放射線量の増減も知ることができます。

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